書籍紹介

20年余の資料発掘をもとに、伊藤千代子の実像に迫る渾身の研究ノート完成
増補新版 『時代の証言者 伊藤千代子』 8月中旬発売へ

今世紀に入り次々発掘された資料をもとに大幅な改定と増補を行い、黎明期革命運動の最初の党員、治安維持法犠牲者の最初の女性獄死者となった伊藤千代子に光を当てなおす。
 主な増補部分は、獄中最後の手紙考察、ジェンダ―平等へ、卒業への努力、訊問調書に見る確信、解放運動救援会顕彰、弔意と香典、ウエルカム・ニシムラ、獄に死ぬにき、など32ページ増補。 定価=1600円+税、発売2020年8月15日

主な目次
  • 序 章 こころざしつつたふれしをとめよ―土屋文明
  • 第1章 生い立ち
  • 第2章 「心の友」へ
  • 第3章 ある小さなもくろみ
  • 第4章 仙台・尚絅女学校へ
  • 第5章 東京女子大社会科学研究会
  • 第6章 留置場の寒さ思い真綿を背負わせて―安井てつ学長
  • 第7章 卒業の「断念」
  • 第8章  実践のるつぼへ
  • 第9章 1928年3月15日 朝
  • 第10章 市ヶ谷刑務所にて―獄中の千代子
  • 第11章 苦悩に灼かれて―千代子の死
  • 第12章 追悼
  • 第13章 いま新しい光の中へ―21世紀に生きる千代子
  • 補 章 100年まえ、声をあげた女性がいた

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 碓田のぼる氏の書評 

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